「テス」高校生の頃観た映画の中で、最も感動した中の1本。
当時、まだビデオというものがほとんど普及していなかった時代だったので、
ロードショーが終わったあと、2本立て、3本立ての公開を追って
あちこちの劇場に足を運んだ程好きな映画だった。
トーマス・ハーディーの原作も読んだ。
原作に実に忠実に作られた映画だということが、当時の自分でもよくわかった。
映像も実に美しかった。
木々や森の匂いが漂い、
田舎道のぬかるみの重たささえ感じられるような瑞々しい映像だと思った。
そして何より、ナスターシャ・キンスキーが美しかった。
辞書を片手に、彼女にファンレターを書いた。
人生で初めてのAir Mailだったと思う。
そして幸運にも、彼女はとてもプロ意識が高い人間だった。
何と、返事の手紙が届いたのだった。
しかも、サイン入りブロマイドまで同封されていた。
数年前、仕事の関係で再見する機会があった。
やはり完璧な作品だった。
おそらく、ポランスキーの最高傑作ではないだろうか。(T)
テス プレミアム・エディション / 紀伊國屋書店
ISBN : B000BNX5JE
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