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カテゴリ
:リトアニアの旅への追憶
Sacra Cafe Cinema
[
2008-06
-02 19:00 ]
Sacra Cafe Cinema
「リトアニアの旅への追憶」
「人はみな、ふるさとを出て“その人”となる」
独文学者 池内紀氏の『出ふるさと記』より。
リトアニア生まれの詩人
ジョナス・メカス
。
戦時中反ナチ活動により強制収容所に送られ、脱走。
戦後アメリカに亡命。
ブルックリンに住み着き、言葉の通じない異国で
中古の16mmカメラ ボレックスを手に入れた彼は
身の回りのことを
日記
風に撮り始めた。
後に、ニュー・アメリカン・シネマ・グループを結成
アメリカのインディペンデント映画の中心的な存在となる。
「リトアニアの旅への追憶」は
メカスが二十数年ぶりに訪れた
ふるさとリトアニアの旅の記録
その他からなる作品。
亡命という生きながらの死を体験した
メカスのカメラがとらえたふるさとの家、
草花の茂る庭、そして母の姿は、
非常に穏やかでやさしい。
それは亡命者として異国に定住した彼の
心象風景のふるさとのそのもの。
みずみずしい緑。静かな時間。
屈託なく過ごした子ども時代の光。
その底にはユーモアに隠された
悲しみの通奏低音。
失われた美しい時間の追憶。
その悲しみがこの映画を不朽のものとしている。
淡々としたリトアニア訛りの英語の語りも
かえって魅力となっている。 (M)
【PR】
▲
by
sacracafe2
|
2008-06-02 19:00
|
リトアニアの旅への追憶
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