「マルメロの陽光」大都会にある一本のマルメロの樹。
画家のアントニオ・ロペスは絵筆によって、刻々と変化してゆく
マルメロの樹の様相を捉えようとする。
ビクトル・エリセは、その姿を静かにじっと見守ってゆく。
しかし、自然の営みは、絵画や映画の限界を超え、営々と続き流れてゆく。
ドキュメンタリーか、またはフィクションなのか、
そうした区分けなど、この作品には一切必要ない。
恐らくこの作品は、撮影と編集を経てゆくことによって、
監督が撮影前に意図していたものよりも、
はるかに豊かなものを宿していったのだと思う。
10年に1作の映画作家、ビクトル・エリセによる100年に一本の傑作。(T)
マルメロの陽光 / 紀伊國屋書店
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Sacra cafeの本棚に「マルメロの陽光」「ミツバチのささやき」のパンフレット、
書籍「ビクトル・エリセ」があります。どうぞご覧ください。